車の運転支援システム比較|レヴォーグとベンツ・Eクラス優れているのは?

目安時間:約 9分

 

2017年7月3日にマイナーチェンジが行われたスバル・レヴォーグ。

 

このマイナーチェンジのときに、スバル車では初となる全車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作をサポートする「アイサイト・ツーリングアシスト」が搭載されました。

 

 

では、この「アイサイト・ツーリングアシスト」の性能は、どのくらい凄いのでしょうか?

 

CAR雑誌『CARトップ』が、

 

・レヴォーグ(スバル)

・Eクラス(メルセデスベンツ)

・S90(ボルボ)

・セレナ(日産)

 

と比較テストを行いましたので、結果を紹介しますね。

 

 

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各車種のACCの違い

まず、レヴォーグ、Eクラス、S90、セレナのACCの違いを紹介しますね。

 

※ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール):正式名称は、「定速走行・車間距離制御装置」といい、前の車と一定の車間距離を保ちつつ、設定した速度で車が自動で走ってくれる装置のこと

 

 

車名 レヴォーグ Eクラス S90 セレナ
システム名 アイサイト・ツーリングアシスト インテリジェントドライブ インテリセーフ プロパイロット
システム構成 ステレオカメラ ミリ波レーダー+ステレオカメラ ミリ波レーダー+単眼カメラ 単眼カメラ
ACC設定可能速度 30~135km/h 20~210km/h 30~200km/h 30~114km/h
車間設定数 3段階 7段階 5段階 3段階
車線変更アシスト × × ×
標識認識 × 〇進入禁止標識のみ
ブラインドスポット警告 ×
自動ブレーキ作動速度 車両速度差50km/h以下

(歩行者の場合35km/h以下)

7~200km/hで作動。

静止障害物は7~50km/h、

歩行者検知は7~72km/h

4~200km/hで作動。

(速度差50km/h以下で回避。

それ以上は回避または軽減)。

歩行者・サイクリスト検知は4~80km/h

10~80km/h

(60km/h以下は車両のみ)

(引用元:CARトップ)

 

このように、各車、システム構成や設定可能範囲などが大きく違っているんです。

 

 

では、実際に車に乗ってACCを比較すると、どのくらい違うのでしょうか?

 

 

スバル・レヴォーグ(アイサイト・ツーリングアシスト)

従来のアイサイトVer3の速度変化はなめらかでしたが、アイサイトツーリングアシストになってさらに滑らかになりました。

 

とくに、前走車に近づいたときのブレーキのかけ方が、滑らかになったんです。

 

 

そのうえ、アイサイト・ツーリングアシストは、ハンドル支援の精度は、今回くらべた4車種で最も高かったんです。

 

ハンドル支援の精度がもっとも高かったのも特徴で、高速道路のジャンクションにありそうなRの大きなコーナーでも、ハンドル支援が入りつつ、安心して曲がれる。ちなみにEクラスも同じカーブを同速度で曲がれたが、こちらは車線から外れそうな兆候があった。

(引用元:CARトップ)

 

このように、アイサイト・ツーリングアシストは、加速やブレーキなどの制御がかなり滑らかで、ハンドルアシストも自然なんです。

 

 

メルセデス・ベンツEクラス(インテリジェントドライブ)

ベンツの運転支援システムは、世界の自動車メーカーのなかでもトップクラスなのは間違いないです。

 

けれど、最新のアイサイトと比べて、ハンドル支援の制御は、少しだけ弱く感じます。

 

 

一方で、Eクラスは、ミリ波レーダーを搭載しているので300m先の車との距離を正確に読み取ることができますが、アイサイト(スバル)はステレオカメラなので、前走車の認識は150mで識別できるのは110mです。

 

そのため、前走車に近づいたときのブレーキの滑らかさは、Eクラスのほうが優れています。

 

 

ボルボS90(インテリセーフ)

ボルボのインテリセーフは、消えかかっている白線の認識レベルが4車種のなかで最も高くて、安定したハンドル支援をしてくれます。

 

ブレーキ制御も滑らかで、停車するときのスムーズさは、アイサイトと同等です。

 

 

そして、ボルボのインテリセーフの特徴は、他車と比べてハンドル支援の考え方が違うところです。

 

ドライバーに違和感のない自然な支援にこだわるのがスバルとすれば、ボルボは対極。

 

支援していることを意図的に強調しているイメージだ。支援状態ではハンドルの主導権が車にあると認識させるような重さ感や、速度差があるクルマに近づいた時に少し強いブレーキを与えてドライバーに状況をわからせるなど、支援されていることに慢心して危険性が上がらないように工夫しているのである。

(引用元:CARトップ)

 

慢心しないように、あえて分からせるというのは、新しい考え方ですね。

 

 

日産・セレナ(プロパイロット)

今回の比較では、唯一、ミニバンということで車の持つ走りの性能が違います。

 

そのため、レヴォーグなどほかの3車種と比べて、セレナはどうしても不利になってしまうんです。

 

たとえばハンドル支援は、クルマがグラッと動く感覚が生じないよう、最大でも0.1G後半レベルの穏やかなアシストだ。支援を受けながら、ハイスピードでコーナーを曲がれるような設定にはなっていない。基本的な方向性はボルボ同様で、ハンドル支援を行っていることを主張するような内容。ただ前走車との相対速度変化の把握に時間が掛かるのか、ブレーキのタイミングが遅すぎるときもあった。

(引用元:CARトップ)

 

 

ACC比較のまとめ

運転支援システムは、どれもまだ発展途上の段階です。

 

そのなかでも、今回比較した

 

・レヴォーグ(スバル)

・Eクラス(メルセデスベンツ)

・S90(ボルボ)

・セレナ(日産)

 

のうち、最も万能的な仕上がりで使いやすいのが、メルセデス・ベンツEクラスの「インテリジェントドライブ」です。

 

メルセデス・ベンツEクラスと差がわずかで、コストパフォーマンスにすぐれているのが、スバル「アイサイト・ツーリングアシスト」となりました。

 

 

運転支援システムは、どの自動車メーカーも力を入れています。

 

近いうちに、もっと高機能なシステムが出てくることは間違いないですね。

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