日本は、世界的にみても治安が良く安全な国です。けれど、それでも年間数万台という車が盗難にあっています。
そのため、前回、盗難されやすい車種や、車の盗難の多い地区を紹介しました。
まだ読まれていない方は、こちらからご覧ください
⇒車の盗難が多い車種や地域は?愛知や大阪、千葉、茨城は要注意
では、自動車の盗難は、どのような手口で行われるのでしょうか?
『車の盗難の手口』について、カー雑誌『ベストカー』で特集されていましたので紹介しますね。
なんと、早ければ2分程度で盗難されてしまうんですよ。
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電波を発するタイプの車の鍵は、破られて盗難される
『ベストカー』で車の盗難について語ったのは、元車泥棒の男性です。
近年発売されている車の約70%には、純正のイモビライザーが搭載されていますが、その男性いわく、
「その車種に適合したイモビカッターが出るまでは有効です。ただ、海外でその車種が発売されてしばらくすると、専用のイモビカッターが登場するので、あまり意味がないですね」
(引用元:ベストカー)
と、ほとんど盗難予防としては意味がないそうです。
※イモビライザー:電子的にキーを照合して、専用の鍵以外ではエンジンを始動できないようにする自動車盗難システム
※イモビカッター:イモビライザーの効果を無効して、エンジンを始動できるようにする装置
特に、中国は鍵を無くした時は、イモビカッターを代用品として使うそうです。(正規ディーラーに頼むと料金が高いので)
そのため、中国で発売されている車種は、すべてイモビカッターが存在するんだとか。
では、社外品のイモビライザーは安心なの?というと、そうでもないそうで…。
「社外品のイモビライザーでも過信は禁物ですよ。メーカーごとに解析が進んでいるので、窓ガラスにセキュリティメーカーの名前の書いてあるステッカーを貼っていると、犯人に答えを教えていると同じなので、あっさり盗られる可能性がありますから」
(引用元:ベストカー)
また、イモビライザーを使わなくても、キーレスで遠くから鍵を開けれるタイプも危険なんです。
電波を飛ばして鍵をあけると、車泥棒にコードを傍受されて、あっさり鍵をあけられてしまうんです。
電波を発するタイプの車の鍵やセキュリティシステムは、時間が経てばどんなものでも破られてしまうんです。
車の盗難の手口。早ければ2分で盗まれる
では、どのような手口で盗難が行われるかというと、以下のように、ほんの数分で盗られてしまうんです。
「腕の立つやつなら、鍵を開けるのは数十秒ですね。イモビカッターで、エンジンをかけるまでで2分くらい。ただ、最近は解錠のヘタなヤツが増えて、ガラスを割ったり、バールでドアをこじ開けるとか、強引な手を使うやつも多くなっています」
(引用元:ベストカー)
さらに、警報が鳴っても、気にせず盗って行ってしまうです。
というのも、夜中に車の警報が鳴っても、でてくるのはせいぜい持ち主くらい。近所の人は、危険なことや面倒ごとに巻き込まれたくないので、外には出てこないんです。
なので、エンジンさえかかってしまえば、そのまま盗ってしまい、後からゆっくり警報を解除するんです。
イモビライザーや警報装置が付いていても、油断してはいけないんですよ。
ショッピングモールやコインパーキングは盗難されやすい
そして、車の盗難の被害に遭いやすいのは、家の駐車場だけでなく、不特定多数が出入りする駐車場も危険なんです。
「家の玄関先や、少し奥に入った場所程度なら、関係なく盗みますね。外出先でいうと、不特定多数の人間が出入りするショッピングモール、24時間やっているスーパーなどの駐車場です。コインパーキングも盗みやすいですね。基本的に、所有者の顔がわかりにくい状況にあるクルマはターゲットになります」
(引用元:ベストカー)
路上駐車されている車にいたっては、「盗んでください」と言っているようなものレベルだそうですよ。
そして、盗難の危険がある時間帯は、奥様が買い物などで出かけて留守になりやすい夕方と、人気のなくなる夜、そして、雨音で音を立てても聞こえにくい雨の日は、盗難の危険が高まるんです。
このように、イモビライザーや警報がついていたり、ショッピングセンターなど人がたくさんいたりしても、車の盗難の危険はあるということなんです。
次回は、車の盗難から愛車を守る方法についてお話ししますね。